2018/07

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11日のWBA世界フライ級タイトルマッチで挑戦者・亀田大毅(18)=協栄=が反則行為により処分された問題で、兄の興毅(20)が謝罪会見したことを受けて、王者・内藤大助(33)=宮田=が26日夜、都内の宮田ジムで記者会見し、「立派だと思う」と評価した。その上で「本当にこれで最後にしてほしい」と繰り返し、一連の騒動の終結を願った。
 試合直後の怒りは、もはや同情にさえ変わっているようだった。内藤にわだかまりは一切なかった。丸刈りで丁寧な言葉を交えた興毅の謝罪会見は、夕方にテレビでチェックした。「立派だったと思う。真剣な顔で反則も認めたし、“アレも亀田流”とは言わなかった。興毅君の“迷惑かけました”というのが伝わったと思う」と温かい言葉をかけた。
 父・史郎氏の不在も意に介していなかった。「お父さんは出てきにくいでしょう。しょうがないと思ってる。(その分)興毅君が代表で謝ってるから世間にも伝わったんでは?」とうなずいた。また、大毅が練習再開時に謝罪会見を行うことになると聞くと、「誰に?」と集まった約40人の取材陣に逆質問。「公に対してでしょう」という返答に「フーン。もう謝罪は済んでると思うけど」と首をかしげた。
 亀田兄弟は“父離れ”しての再出発が決まった。「(処分は)僕からは何も言うことはない。世界王者になったのは向こう(興毅)が先。これから新しいトレーナーのもとで面白くなってくると思う。興毅君には名誉回復のために日本人と戦ってほしい」。先輩ボクサーとして、心からのエールを送った。
 「大毅君との試合で勉強になったこともあった。騒がれたことで人生経験にもなった」。リング外での騒動もプラスに変え、たくましくなった。それもこの日で終わり。約15分間の会見中、「きょうで最後にしてほしい」と懇願するように繰り返した。自ら“試合終了”のゴングを鳴らした世界王者は、年明けとみられる次の防衛戦に目を向ける。

ボクシングの元WBA世界ライトフライ級王者・亀田興毅(20)=協栄=が26日、東京・新大久保の協栄ジムで謝罪会見を行い、会見に同席した金平桂一郎会長(41)は、史郎氏の辞任の申し出を受理したことを発表し、興毅に3カ月間の試合出場自粛、二男・大毅(18)=協栄=に厳重注意処分を下した。
 亀田家に対して、東日本ボクシング協会からジム独自の処分を求められていた金平会長は、トレーナー契約を結んでいた史郎氏との関係を辞任という形で決着をつけた。当初は解雇処分を下す方針だったが、前夜10時に本人から「職を辞したい」との連絡を受けて辞意を受け入れたという。
 日本ボクシングコミッション(JBC)から無期限のセコンドライセンス停止処分を受けている史郎氏は、復帰の道を自ら閉ざす形を取った。兄弟は今後、ボクシングに限っては父と決別し、協栄ジムで活動していくことになる。
 大毅についてはJBCから1年間の出場停止処分を科されていることもあり、厳重注意処分とし、練習再開にあたってはあらためて謝罪会見を開く条件をつけた。父と同様に反則を指示した興毅には、3カ月の試合出場自粛処分とした。
 また当日セコンドに就いた協栄ジムの新井史朗トレーナーには、全日本プロボクシング協会に始末書として謝罪文の提出を求めた。

ボクシングの元WBA世界ライトフライ級王者・亀田興毅(20)=協栄=が26日、東京・新大久保の協栄ジムで謝罪会見を行い、独り立ちを宣言した。11日の世界戦で二男・大毅(18)=協栄=に対して反則行為を促した事実を認めた上で今後、父・史郎氏(42)から離れて独自のボクシング道を進むことを明言。再起戦は来年2月以降になる見込みで、「新生亀田興毅」として臨む。
 会見の予定時刻の午前9時から6分遅れて協栄ジムに到着した興毅は、冒頭でまず謝罪の言葉を口にした。頭を丸めて黒のスーツ姿で会見に臨み「いろいろとご迷惑をかけて申し訳ありませんでした。内藤選手にも申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げた。
 100人近くの報道陣を前にして1時間20分に及んだ会見では、自分なりの言葉でひとつひとつの質問に答えた。11日の世界戦で大毅に反則行為を促す指示について「一切言い訳はしません。反省しています」と謝罪。さらに報道陣から「それは反則行為をするような発言を認めたのですね」と問われると「はい」と力なく答え、事実を認めた。
 この日の謝罪会見は、自らの意思で一人で出席した。17日の謝罪会見で無言で退席した大毅と、誠意が見られなかったとして史郎氏が批判される中、亀田家の代表として会見に臨んだ。「オヤジは不器用でああいう性格やから、オヤジが出てきて迷惑かけたりややこしくなると思って俺が出て行くって言いました」と史郎氏の不在を説明した。
 相手を挑発するような亀田流のパフォーマンスについても反省の色を見せ、生まれ変わりを宣言した。「いろいろと行き過ぎたところがあったと思う。(今回の騒動で)いろいろ勉強になった。言葉の重みを知りました。これからの新しい亀田に期待して下さい」。今後は過激なパフォーマンスは控え「ニュー亀田」としてリングに上がる。
 今回の処分で、自宅道場でのトレーニングを封印し、協栄ジムに通い新たなトレーナーのもとで練習を行う。「俺も20歳を超えてるし、オヤジの力ばっかり借りられない。自分の力で頑張っていきます」と独り立ちを宣言した一方で、「オヤジは今でも世界一のオヤジだと思っています」と涙ぐむシーンもあった。
 興毅の新トレーナーは現時点で決定していないが、協栄ジムは若手のトレーナーをつけることを検討している。早ければ11月中旬から練習を再開する計画で、再起戦は謹慎明けの来年2月以降となる。父と離れ独り立ちして新たな道を行くことを選択した興毅が、どん底からはい上がっていく。

謝罪会見を終えた興毅は、そのまま東京・葛飾区にある亀田家の自宅兼練習場に戻った。玄関前で待ち構える報道陣を避けるように、建物裏の駐車場からコンクリートの塀を乗り越え無言で自宅に消えた。テレビで興毅の会見を見た近所の住民は「前を真っすぐ見ていた。うつむき加減だったお父さんと比べても立派」とエールを送った。一方、会見場に姿を見せなかった史郎氏には「どうかと思う」と首をかしげた。史郎氏と大毅は姿を見せなかった。

JBCから1年間のボクサー・ライセンス停止の処分を受けた大毅に、ジムから厳重注意が科された。さらに精神的に落ち着いてから謝罪会見を行うことも義務付けられた。ただ、練習再開のメドが立っておらず、再起戦がいつになるかは白紙だ。三男・和毅(ともき=16)は来年7月にプロデビューが可能となる17歳の誕生日を迎える。現時点で所属ジムは未定で今後、争奪戦が繰り広げられる可能性もありそうだ。

ライセンスを停止された父、二男とともに厳重戒告処分を受けた長兄の亀田興は、日本ボクシングコミッション(JBC)への謝罪に同行しなかった。テレビで記者会見の模様を見守ったといい、所属するプロモーション会社を通じ「大毅がああいう状態で一言も謝罪できなかったので、兄の自分が代わって謝罪したいと思います」との談話を発表した。
試合で反則を繰り返した末に完敗した亀田大。厳罰は当然だが、かわいい弟が痛烈な批判にさらされる姿は兄として耐え難かったはず。「内藤選手、宮田会長には本当に申し訳がありませんでした。そして、ご迷惑をお掛けした関係者の皆様、申し訳ありませんでした」と前世界王者は精いっぱいの言葉を伝えた。

世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトル戦で反則行為を繰り返し、日本ボクシングコミッション(JBC)から厳しい処分を受けた亀田大毅選手(協栄)と父親の亀田史郎氏、所属する協栄ジムの金平桂一郎会長が17日、一連の騒動に対して謝罪会見を開いた。亀田陣営が公の場で陳謝するのは初めて。

 亀田陣営は同日夕、東京都内のJBCを訪れて陳謝。その後、行われた会見で頭を丸めて登場した大毅選手は始終うつむいたまま無言。トレーナーの史郎氏は「ご迷惑をかけて申し訳ありません」と述べたが、内藤大助選手=宮田=に対する明確な謝罪は最後までなかった。

 1年間の出場停止という大毅選手への処分について、史郎氏は「仕方がない」。亀田家のボクシングスタイルについては「自分らのスタイルなんで」と変えるつもりがない考えを示した。また、反則を指示したのではとの問いに対しては「していません。ポイントを取られているから、悔いのないように戦えと(いうつもりで言った)」とあくまで強気だった。

 タイトル戦での亀田陣営の行為について、JBCは15日に倫理委員会を開催。同委員会では大毅選手がチャンピオンの内藤選手を投げ飛ばして減点を受けた行為が故意の反則に該当するとして1年間の資格停止、史郎氏は試合開始直前に内藤選手とセコンドの宮田博行会長に恫喝(どうかつ)、威嚇したとして無期限のセコンド資格停止、セコンドについた元世界王者の兄、興毅選手も反則を促すような不適切な指示をしたとして厳重戒告、金平会長は監督責任を問われ、3カ月間のオーナーライセンス停止の処分を下していた。

 今回の亀田陣営の謝罪について、JBCの安河内剛事務局長は「亀田側の陳謝したいという意向が漏れ伝わってきたから、こちらから『来てください』と求めた」と経緯を説明した。

17日、都内で謝罪会見を開いた亀田陣営の発言要旨は次の通り。

――(対戦相手の)内藤大助選手への謝罪の前に日本ボクシングコミッション(JBC)に来るのは反対なのでは
金平桂一郎会長「内藤選手へは日を改めて謝罪したい」

――大毅選手の1年間の出場停止処分は重いとしていたが
史郎氏「処分は仕方がない」

――11ラウンドの前に反則を指示したとされているが
史郎氏「してはいません」

――具体的には
史郎「最後はポイントも取られているから悔いのないように戦え、と。あとは(マスコミが)どう捉えようが自由だが、おれらは言ってない」

――これまでの亀田家のパフォーマンスやボクシングスタイルについて
史郎氏「スタイルはとりあえず自分らのスタイルなんで。反則行為のことは指導していくつもりです」

――これまでの過激な発言については
史郎氏「わかりません」
金平会長「結果が全て。今回の結果は負けたのですから、どんな批判も仕方がない」

世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトル戦(11日)で挑戦者の亀田大毅(協栄)が反則行為を繰り返した問題で、無期限のセコンドライセンス停止となった父親の亀田史郎氏は日本ボクシングコミッション(JBC)の処分から一夜明けた16日、東京都内の自宅で「悪いことは悪い」と反則行為の非を認め、自身の処分について「仕方ない。わたしが邪魔であればいなくなってもいい。もうセコンドに付くのも、しんどい」と気落ちした表情で語った。問題が起きてから同氏が報道機関の取材に応じたのは初めて。
 史郎氏は「この先、正直どうなるか分からない。わたしは親として(子どもたちを)守らなければならない」などと揺れる心境を吐露。世論の厳しい批判にさらされた上に1年間のボクサーライセンス停止処分を受けた二男の亀田大には親として心を痛め、11日の試合後に帰宅してからの様子を「翌朝の4時までずっと泣いていた。あれからずっと悩んでいる」と明かした。
 亀田大が試合前に「負けたら切腹する」と発言したことに、史郎氏は「命を懸けてやるという意味で言ってしまった。大毅には『一日も早く前向きになってくれよ』と話している」と励ましている様子を語った。
 今後、亀田大と兄の亀田興毅(協栄)とも練習場所は協栄ジムに限られ、自宅にある専用ジムの使用を禁じられる。処分が解けない限り、史郎氏が指導に携わることもできない。厳しい現状に同氏は「いつもわたしはいいように考えてきた。今回のことでも、もっともっと家族のきずなが強くなったと思っている」と兄弟の再起へ向けて力を合わせていく意向を示した。 

協栄ジムの金平桂一郎会長は16日、亀田大毅(協栄)が11日の世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトル戦で反則行為を繰り返した問題について東京都内で記者会見し、「甘んじて処分を受け止め、現実を直視する」と陳謝した上で、トレーナーで父親の亀田史郎氏、長兄の亀田興毅(協栄)を含めた3人をジム独自に処分する方針を明らかにした。契約解除を含めた厳罰に発展する可能性もある。
 東日本ボクシング協会は15日の理事会で、協栄ジムに対し、亀田父子に処分を科すよう決議。これを受け、同協会副会長を務める金平会長は「何らかの処分をしなければならない」とした。契約解除の可能性については史郎氏との話し合いが先決だとし、「現段階では話せない」と明言を避けた。また、近日中に亀田大が対戦した内藤大助(宮田)と同ジムの宮田博行会長に直接会って謝罪する意向を示した。
 会見に先立ち、金平会長は日本ボクシングコミッション(JBC)を訪れ、クラブオーナーライセンス停止3カ月の処分を通告された